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Channel: たっくのブログ
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料理の記憶 30 「焼鳥編」 慰安旅行その2

札幌市民に温泉と言えば?そう質問すると「定山渓温泉」「洞爺湖温泉」「登別温泉」と回答する人が多い。もちろん「ニセコ」「函館」などにも様々な温泉宿があるが、前者に共通するのは「温泉街」であり、つまり浴衣を着てふらふらと歩けるのが当時の温泉観光であった。...

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料理の記憶 31 「焼鳥編」 慰安旅行3

私は子どもの頃、登別温泉に来たことがある。祖父の車に乗り、それが登別温泉だったのか洞爺湖温泉だったのか鮮明に覚えていないが、祖父の車が温泉宿に到着する前、道路の脇にとても大きな鬼が立っていた。まさに鬼の形相である。これは怖い。さらに祖父は地獄谷に行くと言っていた。とても怖い。その後、熊も見ると言っている。鬼、地獄、熊...私は今日死ぬかもしれないと思った。...

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料理の記憶 32 「焼鳥編」 慰安旅行4

「缶ビールは私の部屋に用意してありますので飲みたい方は来てください!」...

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料理の記憶 33 「焼鳥編」 慰安旅行最後

私達はタックハーシーさんの部屋にいた。缶ビール貯蔵タンク部屋から大量のビールを持って来て適当なつまみを広げて飲んでいた。結局スナックの代金はみんなの持前から出すことになり、私も5000円支払った。今飲んでいるメンバーはスナックの時と変わっておらず、同じビールを飲むのに、どうしてお金を支払わなければならなくなったのかわからなかった。...

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料理の記憶 34 「焼鳥編」 澄店

澄店は澄川駅の近くにある。私は当時、東札幌に住んでいたから澄店に行くには地下鉄東西線で大通りまで行き、そこから南北線に乗り換えて澄川駅まで行かなければならない。家から1時間弱の道のりである。...

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料理の記憶 35 「焼鳥編」 澄店の一日

夕方の5時30分を過ぎた頃だろうか。電話が来てからここに来るまでの記憶がない。澄川駅を降りた先にお店はあった。焼き鳥屋の看板は赤色に点灯し赤提灯が揺れている。道路を挟んだ歩道からでも、お店のダクトに流れる炭火焼の匂いで、そのお店の価値がわかる。人々は次々と吸い込まれていくようにそのお店に入っていく。 私は立ち止まっていた。...

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料理の記憶 36 「焼鳥編」 澄店の一日 ②

「テーラーさんが来てくれてたんですね。」私はピークが収まり、焼き台に数本しか載ってない状況でクドテンさんに話しかけた。 「近藤くんの電話番号知らないし、3時くらいまで待ってみたんだけどね、全然来る気配がないからテーラーに電話したのよ。」 「すみません。」 クドテンさんもお店が少し落ち着いてきたようで、話を続けた。 「そしたらテーラーは自分が行きますって言ってくれて、とりあえずなんとかなったよ。」...

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料理の記憶 37 「焼鳥編」 撃沈

炭火焼の焼き鳥にとって最も重要なのは火力である。赤く燃え上がった炭を上手に使うことで、最高の焼き鳥が出来上がる。 焼き手はその炭を一つ一つ見極めながら炭を組む。灰がかぶった炭をそのままにしておくと火力が弱くなる為、火ばさみで灰を定期的に落としながら火力を維持する。...

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料理の記憶 38 「焼鳥編」 リーゼントリオ

長い一日を終えようとしている。店内に残るお客は2組程度で、一通り焼き鳥を食べて落ち着き、後はまったりと談笑していた。ラストまで働くアルバイトは注文が途絶えた店内を、静かに片づけている。クドテンさんはレジに立ち、お金の計算や一日の売上を確認している。にぎやかだった店内は、テレビの音が大きく聞こえるようになるほど静かだった。...

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料理の記憶 39 「焼鳥編」 前進

「で、どうなんだ?コンドウ。今日は初めての澄店だったんだろ。どうだった?」 注文した酒のつまみは一通りテーブルの上に並べられていた。ガミさんはコンドウも遠慮しないで食べろと言ってくれていたが、ガミさん自身が先輩2人に対して遠慮しているように見えた為に、私はもっと遠慮しないといけないと思っていた。...

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料理の記憶 40 「焼鳥編」 焼き方

姿勢を正した私は、ガミさんから大切なことを教わった。クドテンさんやザキさんは黙ってそれを聞いていた。私は今、とても貴重な時間の中にいる。そう感じたのだった。 「まず初めからいくぞ。」「はい。お願いします。」  「お前、今日撃沈したときお店の雰囲気はどうだった?思い出してみろ。」「えっと...お店はとても忙しかったです。アルバイトもバタバタしてたし、ネタ出しも忙しそうでした。」...

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料理の記憶 41 「焼鳥編」 誕生

私にとって澄店の一日はとても重要な一日を終える。失敗、挫折、困惑、緊張、希望を目一杯に味わった。...

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料理の記憶 42 「焼鳥編」 元店

次の話に行く前に私がヘルプに行ったお店を紹介していこうと思う。当時の記憶が曖昧で、もしかすると多少の間違いはあるかもしれないが、登場人物、又は出来事自体はすべて事実なのでここに記録しておく。 既に退職している人も多くて、知っている人が見れば時代を感じるだろう。それもそのはずである。この話は20年以上も前の話になるのだから。 まずは「元店」を紹介しよう。...

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料理の記憶 43 「焼鳥編」 4店

元店に続き当時の店舗を書いていきます。次のお店は「4店」です。すすきの駅の近くにあった4店は本店とほど近い距離にあった。ススキノ交差点の道路を挟んでススキノ側にあるのが本店。大通り側にあるのが4店でした。...

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料理の記憶 44 「焼鳥編」 新店舗

札幌市は中央区を中心に北区東区など10の区で構成されている。私の生まれたころは厚別区、手稲区、清田区は無かった。次々と新しい区が出来てきたのは私が小学生の時である。...

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